映像ソフト化と幼稚園
その正体は、人知れず地球を治める1000年女王として遊星ラーメタルより派遣されたラーメタル人の女性、ラー・アンドロメダ・プロメシューム[1]。当初はラーメタル人による地下組織のリーダーとして行動し、母星ラーメタルからの指示に従っていた。だが、地球で生活していくうちに次第に地球人への愛情が芽生え、ラーメタルから地球を守ろうと決意するまでに至った。『1000年女王』連載中に、原作者である松本の口から裏設定的に『銀河鉄道999』に登場するメーテルの母・プロメシュームと同一人物と語られたこともあったが、後に松本が「雪野弥生はメーテル」と発言したことなどもあり、永らく別人物の扱いとなっていた。だが、2000年発表のOVA『メーテルレジェンド』(以下、レジェンドと表記)作中で「弥生=プロメシューム」の設定が明確にされたことで、以後はその扱いとなっている(詳細はラー・アンドロメダ・プロメシューム#設定の変遷を参照)。ラーメタル名で呼ばれることに対し、本人は「アンドロメダ」、「プロメシューム」と呼ばれても自分の名前のような気がしない、との理由から「雪野弥生」と呼ばれることを望んでいる。
だがこれでも完全には滅んではおらず、プロメシュームは中核となるパーツだけの存在として復活を待つ身となるのだった。機械化人となってからは、以下の能力が確認されている。『999』原作及び映画2作目では消滅する前に母親思いのメーテルに叫び、たとえ機械化された者でも母としての娘に対する思いを持ち、愛情表現をして人間らしさがあることを見せながら死んでいったが、TV版では実の娘メーテルでさえも自分の理想を邪魔立てしようものなら殺すことをためらわず、鉄郎が自分に銃を向けた際には彼女の体を盾にしていた。また映画1作目では愛娘に裏切られたことへの仕返しとして、メーテルの目の前で鉄郎を絞殺しようとした際には彼女が泣き叫ぶ様子を見て愉しむなど、先述の原作及び映画2作目の描写と併せ彼女に対しては愛憎入り混じる感情を抱く姿が描かれた。原作でのメーテルに弁によれば、彼女が幼い頃朝露が付いてキラキラと光るクモの巣が好きだったという理由で惑星大アンドロメダの街の灯を配置しており、メーテルに対し相当に愛情を注いでいるのがわかる。『宇宙交響詩-』ではメーテルに対し異常な執着を見せており、彼女の代わりとして『999』映画1作目に登場した、プロメシュームの左右に侍る侍女のような姿をしたアンドロイドを多数作りそれを「メーテル」と呼んでいた。だが、いずれも彼女のような心を持ち合わせたものにはなり得なかった。
『999』原作及び映画2作目では消滅する前に母親思いのメーテルに叫び、たとえ機械化された者でも母としての娘に対する思いを持ち、愛情表現をして人間らしさがあることを見せながら死んでいったが、TV版では実の娘メーテルでさえも自分の理想を邪魔立てしようものなら殺すことをためらわず、鉄郎が自分に銃を向けた際には彼女の体を盾にしていた。また映画1作目では愛娘に裏切られたことへの仕返しとして、メーテルの目の前で鉄郎を絞殺しようとした際には彼女が泣き叫ぶ様子を見て愉しむなど、先述の原作及び映画2作目の描写と併せ彼女に対しては愛憎入り混じる感情を抱く姿が描かれた。原作でのメーテルに弁によれば、彼女が幼い頃朝露が付いてキラキラと光るクモの巣が好きだったという理由で惑星大アンドロメダの街の灯を配置しており、メーテルに対し相当に愛情を注いでいるのがわかる。『宇宙交響詩-』ではメーテルに対し異常な執着を見せており、彼女の代わりとして『999』映画1作目に登場した、プロメシュームの左右に侍る侍女のような姿をしたアンドロイドを多数作りそれを「メーテル」と呼んでいた。だが、いずれも彼女のような心を持ち合わせたものにはなり得なかった。もう一人の娘・エメラルダスについては、映画1作目でメーテルのことを「愛しい一人娘」と言うセリフから、彼女もまた自分の娘であることを記憶から消してしまったようだ。一方、エメラルダスも映画1作目で、プロメシュームが統治する惑星メーテルをエメラルダス号で攻撃した際には、薄ら笑いさえ浮かべていた。ただしこの映画1作目が製作された時点では2人が親子という設定はない(後述)。『999』作中では「プロメシューム」としか名前は出ておらず、『999』連載中にサンケイ新聞で連載が開始された『1000年女王』のヒロイン・雪野弥生のラーメタル名が「ラー・アンドロメダ・プロメシューム」と明かされた後に、原作者の松本自ら『1000年女王』はメーテルの母・プロメシュームの物語と明かしたことで、雪野弥生=『999』のプロメシュームということになった[6] 。が、映画化の際にキャッチコピーが「1000年女王はメーテルなのか?」というものに決まったことに加え、松本自身も後に弥生=メーテルと発言した[7]こともあり、「1000年女王」こと雪野弥生と『999』のプロメシュームは別の人物という線で落ち着き、メーテルとエメラルダスも『999』アンドロメダ編では「ライバル」であり「姉妹」ではなかった[8]。しかしその後、1990年代に発表した『ニーベルングの指環』第2部「ワルキューレ」で幼少時のメーテルとエメラルダスが登場、2人は姉妹ということとなり、第3部「ジークフリート」でメーテルが自分の母の名を「ラー・アンドロメダ・プロメシューム」と語る場面が描かれた。更にOVA『メーテルレジェンド』において弥生がメーテルとエメラルダスの母・プロメシュームとして登場し、機械帝国の女王へと変貌する様子が描かれた。
アニメーションの仕事は、広告代理店である電通からの依頼で『ムーミン』へと参加したのが始まりである。この時から、アニメーション制作会社の虫プロダクションと、東京ムービーとの付き合いも始まることになる。代表作である『マジンガーZ』は、前番組のTV特撮シリーズ『ミラーマン』の広告代理店でもあった旭通信社からの依頼によるもので、その際に東映動画の横山賢二プロデューサーからの信頼も獲得。同社での仕事も増加して行くことになる。1980年代には、旭通信社からアニメーション制作会社カナメプロダクションを紹介され『プラレス3四郎』や『ウインダリア』の脚本を執筆。ここではイラストレーターのいのまたむつみや、藤川の弟子となる、脚本家志望の武上純希との出会いを得た。TVアニメーションは、東映動画や東京ムービー、そして『宇宙戦艦ヤマト』にて知り合った漫画家の松本零士の作品を数多く手掛けており、1970年代には『マジンガーZ』、1980年代には『六神合体ゴッドマーズ』という社会現象作も輩出している。しかし、1980年代も半ばになると番組スポンサー主導の番組作りへの違和感や、昔ながらの物語性よりも視覚性を重視した『超時空要塞マクロス』などの出現に時代の変質を感じとり、放送業界への見切りをつける。小説家への転身を決意した藤川が、1984年から書き下ろした小説『宇宙皇子(うつのみこ)』シリーズは、いのまたむつみの挿絵の魅力も手伝い大ヒット。長期シリーズとなり、後のライトノベルの礎を築いた。1990年代以降は、創作活動を小説に絞っていた藤川だったが、2000年代になって、かつての盟友松本零士のアニメ化作品や、円谷プロの『ウルトラQ』のリメイク、『六神合体ゴッドマーズ』の原作『マーズ』の再アニメ化などで、久々に脚本家活動を再開する。